
ホワイト企業は労働条件も良いから、出来れば辞めたくないという気持ちがあるのは普通の事です。
しかし、安易に辞めてしまうのは非常に勿体ない。
この記事では、
「せっかく入ったホワイト企業なのに人間関係が悪い場合の解決策とその先の心構え」
についてお伝えしていきます。
私自身も今はホワイト企業に勤めていますが、前の会社ではルート営業を3年していました。
その経験から、コミュニケーション力を向上させる方向であなたの悩みをします。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
ホワイト企業なのに人間関係が悪いからと辞めてしまうのは勿体ない

結論から言うと、ホワイト企業なのに人間関係が悪いからと言ってすぐに仕事を辞めるのは勿体ないです。
理由は2つあります。
- どんな職場でも人間関係は存在する
- 短期離職は同じ条件で転職するのが難しい
仮に転職して新しい職場に就けたとしても同じ悩みを持ってしまう可能性があります。
そうなった時にまた同じように転職すると「逃げ癖」が付いてしまうので、結局は自分の経歴を傷つけることに…。
改善できるように努力することで、どんな職場に行っても対応できるコミュニケーション能力は身に付きますし、
また同じような場面になっても適応できるようになりますよ。
ちょっと厳しいかもしれませんが、サラリーマンとして働く以上は会社の同僚を選ぶことは出来ないので、
それが嫌ならフリーランスのような個人事業をすべきかなと。

2つ目に関しては、1年とかそれぐらい勤めてから転職するのは良いかもしれませんが、
短期離職すると今と同じような労働条件で転職出来るかどうかは正直難しいです。
特に年齢が上がれば上がるほど簡単に転職出来なくなりますし、
今ホワイト企業に勤めているのであれば今の会社で頑張った方が後悔しませんよ。
こちらをご覧ください。
PRTIMESによると、30代前後のミドル層転職では50%以上の過半数が転職して失敗したとの結果が出ています。
こういった現実を見ると、安易に転職しても今よりもっと悪くなることも全然あり得る訳です。
まして人間関係は自分で選べないので、転職先でもまた同じようなことになるかもしれませんし。
また、20代だから安易に転職して良いということでもなく、
なるべく今の現状を改善しようと動いた方が結果的にリスクヘッジになるということはお伝えしておきたいです。

ホワイト企業で人間関係が悪いと感じる時の解決策2つ

ホワイト企業で人間関係が悪い場合には具体的にどうすれば良いのか、解決策は2つあります。
- コミュニケーション能力を上げる努力をする
- 全国転勤や人事異動があるならそれまで待ってみる
コミュニケーション能力を上げる努力をする
少しポジティブに考えて、自分のコミュニケーション能力を上げるチャンスだと思って頑張ってみましょう。
上司でも同僚でもまず改善すべきは「挨拶」です。
出勤時や退勤時に挨拶を明るくするだけでもだいぶ印象は変わりますから。
初めて会った人ほどコミュニケーションが難しいのは誰でも一緒ですし、相手も絡みづらいと思っているはずです。
そういう場合は転職してきた側の人が積極的に会話してみると、案外緊張もほぐれるものですよ。
私も転職した際は人間関係が上手くいくか心配だったんですが、入社してからは積極的に会話してみることにしました。
結果的にそのおかげで、

こんなことも言って貰えたり!
元々営業を3年やっていたのもありますが、
どんな人でも絡む回数を増やすだけで親近感が増すのは「単純接触効果」で証明されています。
まずは話す回数を増やしてみることから少し頑張っていくことを1番にオススメしてます。

全国転勤や人事異動があるならそれまで待ってみる
会社で全国転勤や人事異動が定期的に起こるのであれば、それまで我慢して待ってみるというのも1つの手かなと。
自然とその人から離れられるので、これが一番ありがたいケースかもしれません。
しかし、これにもデメリットはあって、
- いつ動くかは分からない
- 動かない可能性ももちろんある
- 職場環境が悪化する恐れも
また、仮に動いた場合も更に状況が悪化する恐れもあるので、冷静に考えるとあんまり良くなかったりもします。
とは言え会社によって条件も全然違うので、
先輩社員などの動きを見ながら自分でも大丈夫そうか判断しておくべきかなと。

せっかく入社したホワイト企業なのに自分が適応障害なのかもしれない…。


こう思う人もいるので回答しておくと、
適応障害はそんなに変なことじゃないので不安がらなくても大丈夫です、安心してください。
当院受診者の診断分類統計を出してみたところ、3割以上の方が「適応障害」という診断でした。
適応障害とは、はっきりと確認できるストレス因子に反応して起こる情緒面や行動面の症状が認められ、
他の病気ではうまく説明されない場合につけられる病名です。
具体的にはうつや不安症状が多いのですが、うつ病の診断基準を満たすほどではないようなものとなります。
ただし、症状からはうつ病と見分けにくいものもあり、経過を慎重にみる必要がある場合があります。
引用:日本橋メンタルクリニックより
こちらの資料によると、約3割の人が適応障害の診断が出ていると言います。
3割もいたらそこまでおかしいことではないですし、自分を責める必要は一切ありません。
しかしながら、ストレスを感じる原因第2位に「人間関係」が来ているのも事実で、
ストレスを感じながら働き続けると、最悪の場合働けなくなるので無理だけはしないようにしていきましょう。
うつ病になってからじゃ遅いので…。
もし、適応障害とどうしても思うのであれば一回診断を受けに行っておきましょう。
今後のキャリアに傷がつかないようにするためにも大切なことですから。

どうしても職場が合わないならホワイト企業でも辞めるべき【甘えではない】


これ以上働き続けたら精神的に持たない…。
どうしても職場が合わないのであればホワイト企業であっても辞めるべきです。
これは甘えなんかではないです、自己防衛なのでむしろ普通の事だと思ってください。
どんなに頑張っても無理なことは当然ありますし、そこの見極めも重要なので本当にダメだと思ったら転職すべき。
今の職場が人生の全てでは無いですからね。
ホワイト企業なのに辞めるのは勿体ない気もしますが一番は自分の身体ですし、
仕方ないですがまた新しいホワイト企業を見つければいいんです。
逆に今頑張っているのであれば、転職してもきっといい会社に巡り合えます。
簡単に転職するのはどうかと思いますが、それなりに努力した結果ならむしろ褒めるべきことですよ。
甘えだとかそういう気持ちは持たずに、自分の気持ちに素直になっても良いんじゃないでしょうか?

自分を大切にして!
まとめ:ホワイト企業でも人間関係が悪い場合あり!我慢はしすぎないようにしよう

サラリーマンとして会社で働く以上はどんな会社でも人間関係はあります。
たとえ労働条件はホワイト企業だと思っても、人間関係は悪いみたいなことは普通にあるので、そこは認識しておかないといけませんね。
人間関係も改善できさえすれば、同じ環境で長く働けるのでそっちの方が安心ですが、
どうしても無理な場合は見切りをつけましょう。
自分が働けてこそのホワイト企業なので、人間関係の悩みで潰れてしまっては元も子もありません。
我慢し過ぎないように半年なら半年と期間を決めて行動していく方が明確な目的を持てるのでおすすめです。
あなたのこれからの社会人ライフが上手くいくように祈っています。
いっそ仕事を辞めるべきなのか、どうすれば良いか分からない…。