
でも、現実はそうじゃない会社もいっぱいあって、企業選定をミスると人生を大きく変えてしまいかねません…。
一体どうやったらホワイト企業に転職出来るのか、知りたい人は多いですよね。
そこでこの記事では、
- ホワイト企業の特徴6つ
- 特徴以外にも気にしておきたい次項3つ
- ホワイト企業への転職を成功させるコツ3つ
私は「残業月100時間・休日出勤月3日・年間休日90日以下」のブラック企業から第二新卒で転職した経験があります。
転職を成功させて、ありがたいことに、今ではホワイト企業でのんびりやりたい仕事をやれている状況です。
そういった経験を通して、転職に成功する方法や考え方をお伝えしていくので、これからの転職活動に必ず役立ちますよ。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
ホワイト企業の特徴を6つ紹介します!

ホワイト企業の特徴として見るべき部分は大きく分けて6つあります。
とは言え、どういう基準で見ていけば分からないと思うので、具体的にラインを設定していきます。
実際に私も求人を見る際に同じようにハードルを設定していました。
結果的にホワイト企業に入れたと思っていますし、
入社はしなかったけど良い会社だなと転職活動中に感じた部分も多かったです。
仕事内容に関しては、人それぞれやりたいことが違うのでここでは書きません。
自分がやりたい仕事が出来る会社というのは前提として考えて貰えると良いかなと。

ホワイト企業の特徴①年収は400万以上、給料が手取りで20万円以上貰える
ホワイト企業 | ブラック企業 | |
年収額 | 400万以上 | 300万前後 |
手取り給料 | 月20万以上 | 月20万以下 |
まず一番最初に気になるのは年収と給料の面だと思うんですが、
年収に関しては「400万以上」、手取りに関しては「20万以上」がラインになります。
年収が400万以上あれば平均値よりも高いですし、散財しなければ軒並み普通の生活は出来ますよね。
逆に、会社に入って3年も経つのに年収が300万以下の場合もあったりするので、
そういう場合は流石にその会社は辞めた方が良いかなと…。
一方で毎月の給与ですが、手取り20万・額面で25万円以上は貰えていることが最低ラインです。
流石に大卒で正社員なら、20万は貰えないとちょっと少ないなってなりますね…。
それだったらアルバイトでも良いやってなりますから。
これにプラスして賞与が年2回出たりすれば、年収も400万前後に届くので十分に貰えているかなと。
ここでは「最低限の生活が出来る」ということをラインに設定しています。
詳しくは【高給取り】ホワイト企業に転職したら年収や給料は上がるの?素朴な疑問に答えます。
で紹介しているので、こちらも参考頂けると嬉しいです。

ホワイト企業の特徴②労働時間は週45時間以内、残業時間は月20時間以内で収まる
ホワイト企業 | ブラック企業 | |
労働時間 | 週45時間以内 | 週45時間超 |
残業時間 | 月20時間以内 | 月45時間超 |
労働時間と残業時間の面です、自分の働く時間ってやっぱり大切ですよね。
ホワイト企業として参考にしたい時間は、労働時間は「週45時間以内」、残業時間が「月20時間以内」です。
もっと具体的にすると、一日当たり1時間の残業位なら許容範囲ということになりますね。
現状、日本の場合は残業が全くない会社と言うのは珍しいくらいで、多少は残業があるのが現実としてあります。
平均して1時間程度の残業なら定時で帰れないことも無いですし、
働く時間を自分で自由にコントロールできる限界のラインかなと。
逆に毎日2時間も3時間も残業しないといけないような仕事はブラックだと思いますね。
ここでは「自分に働く時間の裁量があるかどうか」でラインを決めています。
別記事の【転職する前に】ホワイト企業の労働時間・残業時間を徹底調査!
で働く時間に関して更に詳しく紹介していますよ。

ホワイト企業の特徴③年間休日109日以上、有給休暇は自由に使える
ホワイト企業 | ブラック企業 | |
年間休日 | 109日以上 | 100日以下 |
有給休暇 | 自由に使える | 自分の意思で使えない |
年間休日数は求人を見る際にしっかり確認しますよね、仕事がメインとは言え休日が無いのは流石にきついですからね。
ここではホワイト企業と呼べるラインとして、年間休日数「109日」以上に設定しています。
というのも、年間休日数100~109日の人が全体の34.2%いてボリュームゾーンになるからです。
平均よりも休日数があるということがホワイト企業の最低ラインなので、109日以上が妥当でしょう。
年間休日120日以上はホワイト企業だと言うかもしれませんが、
現実的にはそこまで取れなくても十分ホワイト企業のラインには届きます。
一方で有給に関してですが、こちらは年間で5日以上は法律で使わないといけなくなったので、
最低でも5日は使えないと話になりません。
更に「自分の意思で自由に有給取得できるか」がポイントになってきます。
自分が有給を使いたい時に自由に使えるようなら、それはホワイト企業だと言えますよね。
ここでは「全体の平均以上取得できるか」でラインを決めています。
休日関係の話はホワイト企業の年間休日数は?転職体験から語る【年間休日120日?】
でもまとめていますので、こちらも良ければどうぞ。

ホワイト企業の特徴④人間関係が自分と合っている

人間関係は退職・転職理由の上位に入るくらい重視されている項目だと思います。
しかし、ホワイト企業だからと言って人間関係が良いかと言えばそんなことは一切ありません。
こればっかりは運になりますね、自分に合った人間関係が作れるかどうかで話が変わってきてしまうので。
また、ホワイト企業は人がそんなに辞めたりしないので、逆に変な人が居残ってしまうケースもあったり…。
これを解決するには、コミュニケーション力を向上させるのが一番だと私は思います。
せっかくホワイト企業だと思える会社に入れたのに、人間関係が原因で辞めてしまうなんて勿体ないですもんね。
もう本当にどうしようもないくらいヤバい状況なら辞めるべきですが、
まだ頑張れそうならぜひ少しでも良いので頑張ってみて下さい。
人間関係に関する内容は【勿体ない】ホワイト企業で人間関係が悪いと嘆く人へ伝えたい【少しの努力】
こちらでもお伝えしています。

ホワイト企業の特徴⑤離職率が10%以内に収まる

会社の離職率は凄く気になる部分だと思います、新しく入る会社の離職率が高かったら不安になりますもんね。
離職率に関しては「10%以内」であれば、十分にホワイト企業だと言えます。
ちなみに厚生労働省の平成30年度雇用動向調査結果に離職率が詳しく書いてあるので、
一度目を通しておくと参考になりますよ。
業界や職種によっても大きく変わってくるのが離職率の実態ですが、
ホワイト企業だと言える会社はとにかく辞める人が少ない。
例えば飲食業やサービス業なんかは離職率が高いことで有名ですが、
その中でも離職率の低い会社はあるわけです。
しかし、一番は辞める理由の方が大切だと感じていて、ネガティブな理由で辞める人が多かったら、
その会社はおかしいみたいな見方も出来ます。
更に離職率は算出方法が定まっていないので、計算方法によっては数字を下げることも十分に可能なんですよね…。
離職率は1つの大きな指標ですが、それだけを見てしまうとブラック企業を掴む危険性も高いので、
離職率の低い理由について詳しく調べておくことが大切です。

ホワイト企業の特徴⑥福利厚生が充実していて、かつ利用出来る

ホワイト企業と言えば福利厚生が充実しているイメージがありますよね。
実際のところ、そのイメージは間違いじゃありません、お馴染みのものからその会社独自のものまで数多くあります。
健康保険や厚生年金のような法律で定められているものはもちろんありますし、
住宅手当や在宅勤務などユニークなものまで幅広く利用出来る会社が良いですよね。
ただ、福利厚生を見ただけでホワイト企業と判断できるかどうかは微妙なところで、
「実際に使えるかどうか」
の方が大切です。
求人には写真付きで実際の様子を映しているものもありますが、
実際は使える部署はほんの一握りだったとか良くある話です…。
ただ、転職する場合は新卒の時と違って、面接でガッツリ色んな点も聞けますからミスマッチも少ない傾向に。
自分が使いたい福利厚生がちゃんと使えるようならホワイト企業と言っても良いんじゃないでしょうか。

ホワイト企業の特徴以外にも確認しておきたい3つの事項
ホワイト企業の特徴は上記で理解できたかと思いますが、
その他にもこれから働く上で確認しておきたい事項が3つあります。
この部分は、人によって必要かどうかには差があるので、サラッと見ていきましょう。
①転勤があるのかどうかを事前に確認

転勤があるかどうかで自分の働き方は大きく変わってくるので、ここもしっかり確認しておきたい項目です。
ホワイト企業だからと言って、転勤が無いかと言えばそんなことはありません。
特に大企業では全国転勤があるのが普通なので、
転勤無しが良いならなるべく中小企業を受けることをオススメしたいなと。
転勤するのは良いとして、転勤した先の職場があまりにも酷いみたいなこともありますから、
そのことも考えられるようになると良いですね。
転勤事情に関してはホワイト企業で転勤なしを掴む100%確実な方法とは?【中小企業を狙おう】
でも細かく説明しています。

②副業やWワークが出来る環境かどうか

ホワイト企業では副業を解禁している企業が増えてきているのが現状です。
理由としては会社が社員の雇用を支えきれなくなっているから。
終身雇用や年功序列制度の崩壊が目立つようになってきてますし、
年金も20代30代が貰う頃には果たして存在するのかという疑問すらあるくらいですからね。
それにしても最近の副業ブームは凄いですよね、
BitWorkの副業をしている人の割合【2019年最新情報】|平均副収入・利用時間によると、
正社員の「約10.9%」が副業を実際に行っているみたいですよ。
会社に頼らずに生きていくというスタイルが更に浸透していくので、これからも副業勢はどんどん増えていくはずです。
副業に関しては【令和の働き方】ホワイト企業は副業OKが増えている?実態をまとめてみた
でお話ししているので、こちらもぜひご覧ください。

③研修制度が整っているかどうか
新卒採用で研修に力を入れるのは当たり前ですが、中途においても同じです。
転職して入社したとはいえ、最初は研修制度が充実している方が安心すると思うんですよね。
いきなり新しい会社に入って、何も分からない状態で仕事するのは大変なので、
研修制度に力を入れているかどうかは、出来るだけ見ておいた方が良いかなと。
中途の場合だと、仕事が出来る前提で採用している会社もあったりするので、
面接の時点でもしっかり確認しておくと、安心して入社出来ますよ。

ホワイト企業への転勤を成功させるためのコツを3つ紹介【経験談】

ホワイト企業の特徴が分かったところで実際に転職活動をしていくわけですが、
具体的にどうやれば良いのか分からないですよね。
そこで私の体験談がベースにはなりますが、
ホワイト企業への転職を成功させるためのコツをお伝えしていきます。
そこまで難しくありません、3つだけ覚えて貰えればOKです。
- 働きながら転職活動をする
- 転職エージェントを必ず利用する
- 転職サイトを使って自己分析をする
しっかり理解して行動して貰えれば、確実に自分が働きやすいと思える会社に出会えますよ。
詳細を追って説明していくので、少しづつ理解して貰えれば良いかなと。
それではいきましょう。
働きながら転職活動をすること

転職活動は「会社で働きながら行う」というのは鉄板です。
会社を辞めてから転職活動するやり方もありますが絶対にオススメしません。
何故かというと理由は2つあって、
- 内定が貰えない場合は冷静な判断が出来ない
- 金銭的にも貯金を切り崩す生活はしんどい
そんな人は99%いませんし、転職活動はそんなに簡単じゃありません。
先に会社を辞めてから転職活動したものの、半年以上内定が出なくて人生終わったみたいなケースも実際あります。
本当に今すぐにでも辞めないと精神的にヤバいような会社であれば止めませんが、
耐えれるようなら転職活動が済むまでは我慢した方が賢明ですね。
収入源を確保しつつ、自分が納得できる会社から内定を貰えるまで頑張ることが、
ホワイト企業に転職するために大切なことです。

転職エージェントを必ず利用すること

ホワイト企業に転職するために転職エージェントは必ず利用してください。
というのも、ホワイト企業に入るためにはエージェントの持つ「非公開求人」を利用しないと厳しいからです。
就活の場合は就活サイトから色んな会社に応募出来ましたが、
転職の場合はそもそもホワイト企業の求人はなかなか出回っていません。
会社側も求人を転職サイトに出すよりもエージェント経由で募集していることの方が多く、
となると、エージェントを使わないとフィールドにすら立てない状態になります。
利用したことない人にとっては怪しいと感じるかもしれませんが、全くそんなことはありませんよ。
エージェント会社は山ほどありますが、就活でもお馴染みのリクルートやマイナビもやっていますし、
他にもdodaなんかも大分有名になりました。
利用するメリットが他にもあって、
- 書類・面接対策
- 面接日程調整
- 年収交渉
- 利用料金0円
自分1人で入念に転職活動の準備をするのは正直言って難しいです。
そこでエージェントを利用すれば上記のようなメリットがあるので、効率よく転職活動が出来ますよ。
エージェント独自の基準を持ってブラック企業を紹介する求人から排除しているので、
変な求人はほとんどありません。
これが全部無料で使えるわけですから、ホワイト企業に入るためには使わない手は無いかなと。
転職エージェントは複数社利用するのがセオリーでして、それぞれ持っている求人も違います。
私も5社ほど利用しましたが、その体験談をまとめた記事は、
【20代向け】私が利用したおすすめ転職エージェント5社+αを紹介!【初めての転職活動】
になるので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。

転職サイトを使って自己分析をすること

最後になりますが、転職サイトを使って自己分析を行う事が大切です。
自己分析をしっかり行うことで、転職におけるミスマッチを最大限まで減らすことが出来ますよ。
自分がどういうことをしたいのか、どれくらいの労働条件なら満足するのか等、
ちゃんと理解すれば必ず転職活動を成功させられます。
逆の事を言えば、自己分析しないで自分が理想とするホワイト企業には入れません。
自己分析をするに当たって、自己流でするのは止めましょう。
それでは正確に分析をすることは不可能なので、自己分析ツールを利用して機械的に分析します。
私自身も使いましたが、
リクナビNEXTの「グッドポイント診断」なら
自分がどういう仕事に就くべきなのかが簡単に理解できますよ。
- 無料で利用出来る
- 正確な診断結果が出る
- 電話が来ることも無い
- 転職市場の様子が分かる
もちろん働きながらでも転職サイトは利用出来ますし、
実際に転職活動を始めるとなったら登録することになるので、
それなら今の余裕のある内に登録を済ませておきましょう。
ただし1つだけ注意点があって、転職サイトで求人に応募はしないようにして下さい。
転職エージェントを利用する予定なら紹介して貰える非公開求人から選ぶ方が賢いです。
また、転職サイトにある求人ならエージェントにお願いすれば、詳しい情報付きで紹介して貰える可能性も高いですよ。
あくまでツールとして転職サイトは利用することをオススメします。
転職サイトに関する記事は、
【驚愕】今すぐ転職サイトに登録すべき理由5選!なんで後回しにするの?
に別途まとめています。

まとめ:ホワイト企業の特徴は大きく分けて6つ!一歩踏み出せば働く環境は変えられます!

ホワイト企業というのは人それぞれ認識が違うので、必ずしも全員に当てはまるものではありません。
しかし、労働条件に関しては、仕事とプライベートを両立させられることがホワイト企業の最低ラインだと言えます。
最終的には自分が働けるかどうかの判断になりますが、しっかり準備して臨めば必ず転職活動は成功させられますよ。
特に初めての転職活動は右も左も分からないはずです、私も転職した時は不安が大きかったですから。
ですが、勇気を持って一歩踏み出せば、あとはホワイト企業から内定が貰えるまで走り切るだけです。
また、就活は周りに同じ仲間がいたかもしれませんが、転職では自分との戦いになります。
自分のペースで焦らず落ち着いていけば問題無いのでじっくりいきましょう。
ここまで読んで頂いてありがとうございました、あなたの転職活動が上手くいくように願っています。
社会人生活を充実させられるように一緒に頑張っていきましょう!
だからホワイト企業の特徴についても詳しく知りたい!