「せっかく大学を卒業したのに、会社じゃなくて工場で働くのは嫌だ…。」
「そもそも下積み期間が長すぎて耐えられないんだけど…。」
「自分のやりたい仕事が出来るかどうかも分からないし…。」
せっかく大学も出て就活も頑張ったのに工場で働いているのって嫌気が差しませんか?
学歴とかもあると思いますが、そういう部分ってやっぱり気になってしまいますよね。
就活時はやりたい仕事もちゃんとあったのに、いざ会社に入ってみたら自分の希望と全然違う部署に配属されたり。
ですが、これは私の経験も含めてお伝えしたいことがあります。
仕事が嫌だと思いながら下積みを続けることで、貴重な20代の時間を潰してしまうという事実についてです…。
- 工場勤務を辞めたくなる理由
- 働き続けるべき場合とそうでない場合
- 工場の現場実習について
- 大卒・院卒それぞれ取るべき行動

私も新卒でメーカーへ就職したんですが、やりたくない仕事を3年もやることになってしまい、貴重な20代の時間を潰してしまったと凄く後悔することに…。
この記事は自分のそんな経験を元に、工場勤務を続けるべきかどうかという部分について触れていきます。
結論から言うと、ミスマッチが起きていると感じているなら早い段階で転職すべきです。
最後まで読むことで自分がこれからどうするべきか、考えが明確になりますよ。
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目次
大卒社員が工場勤務を辞めたい理由5つ

大卒社員が工場勤務を辞めたくなる理由は主に5つあります。
順番に解説していきます。
工場勤務を辞めたくなる理由①現場実習の期間が長すぎる
自分が思っていた期間と実際の現場実習の期間が全然違うという事が挙げられます。
本当は1年くらいだと思っていたら実際は5年でした、みたいな話は良くありますね。
あとは、配属先の部署によって研修期間が違ったりとか。
自分の想定と大きくズレてしまうと、働くモチベーションも一気に下がりますし、辞めたくなる気持ちが出てきます。
いくら現場で経験を積むとは言っても流石に5年は長すぎますよね…。
工場勤務を辞めたくなる理由②同い年の高卒社員がいる
工場勤務だと高卒社員がいますが、同い年の先輩社員がいるというのも嫌ですよね。
大学卒業と高校卒業では最低でも4年以上は社歴が離れているので、仕事のスキルにかなり差があります。
しかも、人によっては上から目線で仕事を振ってくる人もいたりするから当たったら最悪ですよね…。
学歴の部分もやっぱり気にしてしまうと思うので、長く働くことを考えた時に辞めたい理由になることがあります。
工場勤務を辞めたくなる理由③体力仕事が多すぎてつらい
体力仕事が予想以上に多くて大変なのも、製造業のつらいところ。
20kg以上ある資材や原料を1人で運んだりすることも全然ありますし、
男女関係無く年功序列で仕事するので、慣れるまでがきついです。
慣れていても腰を痛める人が多いので、コルセットを巻いて仕事をしている人もちらほら。
スポーツや運動が大好きな人は問題無いですが、それ以外のインドア派の人にとっては、いきなり工場での労働はきつすぎます。
工場勤務を辞めたくなる理由④ライン作業が単調すぎてきつい
工場と言えば「ライン作業」ですが、同じ仕事ばっかりでつまらないというのも辞めたくなる理由の1つです。
同じラインに2~3時間ぐらいずっと立ちっぱなしなことも全然ありますし、仕事内容も地味で退屈なことが多いですよね。
大卒だからこそもっと頭を使って仕事をしたいと思う人が多いはず。
工場を支える立派な仕事ですが、それを数年続けることで得られるメリットを考えた方が良いかなと。
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工場勤務を辞めたくなる理由⑤何のために仕事しているのか分からなくなる
工場で過ごしていると、何のために仕事をして生きているのか分からなくなってしまうんですよね。
毎日がルーティンワークなので、同じ作業を毎日繰り返す日々…。
仕事内容もそんな頻繁に変わることが無いので、淡々と年月が過ぎていきます。
それに恐怖を感じて辞めたくなる人も多いのが工場勤務の現実です。
ルーティンワークが好きな人はそこまで苦痛に感じないんですが、嫌いな人にとっては地獄でしかありません…。
【大卒】工場勤務を辞めても大丈夫な場合=会社の製品が好きじゃない

今の会社の製品が好きではない場合、さっさと他の会社に転職した方が良い。
というのも、今の会社で5年10年働いても、愛着が湧くことは恐らくないですし、
やりたい仕事がずっと出来ない、そんな不満を抱えながら生活することになるので。
工場勤務は思っている以上にハードです…。
さらに、後輩社員でも優秀な人材がいれば、飛び級で研究ポストを取られてしまうことも十分にあり得ます。
それなら他の会社に行って、最初からやりたい仕事が出来るところに入りなおした方が絶対に良いですし、
嫌な仕事もしなくて良いので、ストレスなく過ごせますからね。
新卒でやりたいことが出来ている人もいっぱいいますから、嫌な仕事をし続ける理由は基本的にありません。
【大卒】工場勤務を辞めなくても大丈夫な場合=会社の製品に愛着が持てる

今の会社の製品が本当に好きなら、そのまま耐えるしか道ありません。
というのも、最終的には会社の製品とは定年まで向き合っていかなければならないから。
製造業で働いている人を突き動かすものって、やっぱり自社商品なんですよね。
愛着が持てればそのまま頑張って働き続けるし、そうでない場合は別に会社に残る義理もありません。
しかし、自分のやりたい仕事が出来るかどうかは難しいところ。
配属の決定は会社がするものなので、仕事内容で決めるのであれば、他の会社に転職したらすぐに就けるケースも多いです。
大企業になってくるとなおさらですね、融通が効かないというのもあるので。
今の工場で頑張り続けるなら、
- 今の部署で出世する
- 他の部署に移動願を出してみる
- 先輩社員の動きを見ておく
この3つを実践することが自分のやりたい仕事に就ける近道です。
あとは、自分の先輩がどういうルートを辿っているのかは把握しておくべきでしょう。
その先輩の姿が自分の将来の姿になりますから。
【大卒】製造業では必ず現場実習があるので、乗り越えないといけない

大学を出て製造業に入社した場合、必ず工場で現場実習があります。
というのも、現場のことをしっかり把握していないと、研究して良い商品を作ることは無理だと考えられているからです。
普通に聞いたら当たり前のことだと思いますよね。
しかし、私が前職で働いている時に闇が深いと思ったのが「何年下積みするかは部署次第」だということ…。
現場実習と言えば長くても大体3か月くらいと思いがちですが、部署によっては数年以上も下積み作業を繰り返している人もいました。
それも5年以上とかの長いスパンで…。
しかも、いつ部署異動するかも定かではないので、5年以上ずっと同じ仕事をし続ける可能性もあり得ますよね…。
その期間を前向きに耐えられるかどうかは、実にあなた次第というわけです。
私は耐える理由が無かったので転職してしまいましたが、これに関しては自分の将来をしっかり見据えるしかありません。
数年もの時間を今の職場に捧げても大丈夫かどうか、これはきちんと考えるべきですね…。
大卒・大学院卒、今後のそれぞれ取るべき行動について

大卒で入社したとはいえ、厳密には大卒・大学院卒の2パターンありますよね。
ここで考えておきたいのが「年齢差が少なくとも2年以上ある」という部分です。
社会人20代において、2年の差っていうのは、正直かなり大きいんですよ。
理由としては、転職市場における2年の差で、応募できる求人の質や数に大きく関係してくるから。
- 今の会社でキャリアを積むべきか
- 転職して新しい会社でキャリアを積むか
この点を考えていると思うので、深く掘り下げていきます。
大卒の場合は年齢的に余裕はあるが、キャリアについて深く考えるべき
大卒で入社している場合は、まだ20代前半なので比べると多少の猶予はありますね。
しかし、これは私の経験則ですが、社会人で嫌々でも仕事していたら時間はあっという間に過ぎます。

転職のことはまた後で良いか!
みたいな感じで私も考えていたんですが、気付けば社会人3年目の半ば…。
第二新卒として転職出来なくなってしまうので、迷いながらも転職する決断に至った経験があります。
キャリア的にも全く別業界に転職しましたが、正直、第二新卒じゃなかったら転職出来ませんでした。笑
もし、キャリアを明確に考えられてない人は、転職するしないに関わらず、絶対に考えて欲しいです。
皆さんも知っているかと思いますが、年齢が高くなれば転職市場ではどんどん不利に。
今この瞬間が自分自身が一番若く、市場価値も非常に高いという事実は認識しておきましょう。
大学院卒の場合は、年齢的に早めの決断をするべき
大学院卒の場合はもう早急に行動しましょう。
2~3年も働けば20代後半まで来てしまうので、急なキャリアチェンジはほぼ不可能です。
また、製造業では転職するスキルが身に付きづらいので、
なるべく若い内に転職しないと、どんどん選択肢が狭くなるのもあります。
そもそも大学院を出ているということは、自分のやりたい仕事がかなり明確なはず。
それでいて、工場現場で下積みを繰り返しているのは、正直時間の無駄じゃないでしょうか…。
愛社精神の持てる人なら大丈夫ですが、そうでない場合は早めに転職しないと長期的に見て確実に損します。
社会人は嫌な仕事も耐えなければならない、なんていうのは大嘘ですからね…。
絶対に信じてはいけません。
転職エージェントを利用することで、20代の転職活動は大きく広がる!

もし転職が初めてなら、転職エージェントを利用すべきです。
理由としては、担当エージェントが付いて、転職市場に携わるプロ目線で1から転職をサポートしてくれるから。
働きながら転職する場合、仕事と転職活動を両立させるのは正直1人だとかなり大変…。
求人の質としても、エージェントが持っている「非公開求人」の方が圧倒的に良いので、長い目で見ても使わないのは損です。
- 登録から利用まで全て無料になっている
- 非公開求人に応募できるようになる
- 履歴書・職務経歴書の添削をして貰える
- 応募企業との日程調整を代わりにしてくれる
- 年収交渉も自分の代わりにしてくれる
就職活動では、リクナビやマイナビのような就活サイトに登録していたと思いますが、
転職活動になると、転職サイトよりも転職エージェントを利用するのが主流になっています。
しかし、エージェント会社もピンキリで、中小エージェントの場合は無理やり転職するように促してくる場合もあったり…。
なので、1回目の転職はそういった心配の無い大手エージェントを利用しましょう。
リクナビでおなじみのリクルートが運営している「リクルートエージェント」は転職に特化したサービスになっています。
非公開求人数は10万件を超えており、転職支援実績もNo.1なので、自分の理想の転職先を見つけることが出来ますよ。
人気記事:≫【20代向け】私が利用したおすすめ転職エージェント5社+αを紹介!エージェントは非公開求人を持っていますが、エージェント会社によってその内容も違います!
最低でも2~3社以上は併用して利用することで、求人の取りこぼしが無くなるのでオススメ。(※エージェントは掛け持ち利用が当たり前で、私も5社利用していました!)
業界2位・3位の会社ですから、リクルートエージェントと合わせて無料カウンセリングを受けておきましょう。
転職活動は人生の大きな決断でもありますから、妥協して自分が満足しない会社に入っても絶対に後悔します…。
求職者は無料でエージェント利用出来ますから、複数利用してみて自分に合った担当エージェントを見つけることが転職成功のカギです!
まとめ:大卒で工場勤務を辞めたい人は、自分のキャリアと相談して!

大卒で工場勤務を辞めたい人は、自分が将来何をやりたいのか明確にすることが大切です。
今の会社に愛社精神が持てて、20代の貴重な時間を使う価値があるなら頑張るべきですし、
そうでない場合は、他の会社にも選択肢を探してみるのも1つの手段かなと。
「時は金なり」
当にこんな言葉があるように、せっかく自分の時間を削って働いているんですから、将来的に意味のある時間にしたいですよね。
この機会に、自分のキャリアプランについて、もう一度考えてみてはどうでしょうか。