
少なくとも普通の会社では無いことですし、仮にあったとしても相当な緊急事態だけです。
しかし、どうして休日出勤がおかしいのかをちゃんと理解せずに働き続けている人が多いのが現実…。
この記事を読めば、
- 休日出勤がおかしい理由
- 具体的に何が起きているのか
- 悩んでいる人がすべき行動
私は前職でメーカーの営業職を3年ほどしていましたが、月に2日以上は必ず休日出勤をさせられていました。
結局3年勤めて転職しましたが、今の会社は休日出勤が全くありません。
転職してみて改めて以前の労働環境はおかしい、というのを認識したのでこのように記事にしてみました。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
休日出勤をしていない人の割合は約50%近く!
引用:FNNプライムオンラインより
まず初めにこちらの資料を見て頂きたいんですが、
休日出勤をしていない人の割合は46%ということで、約半分近くの人は休日出勤を一切していないということになります。
また、年5回未満の人も31%ということで、たまにある緊急時の対応ぐらいは仕方ないと考えれば、
全体で8割近くの人が休日出勤とはほぼ無縁ということが分かります。
それにもかかわらず、定期的に休日でも仕事をしているというのは一般的に考えたらおかしいと言えますよね。
会社で仕事しているとあたかも当たり前のように感じてしまうんですが、
世間から見ると、休日出勤がデフォルトなのはやっぱり異常ですね。
休日出勤が当たり前なのはおかしい理由

何故なら、“会社のビジネスモデルが成り立っていない”という事だから。
本来、仕事は就業時間の中で行うもの。
多少の仕事残りで残業せざるを得ないのはまだ分かりますが、
休日まるまる仕事をしなければいけないというのは業務量が明らかに多すぎます。
ましてや、強制して出勤させるなんていうのはもっての外です。
せめて、社員の意見を聞いてから行うべきでしょう。
そういった会社の多くは、社員の事を「人財」やらなんやら奉って棚に上げていることが多いですが、
実際は全くの逆で「人材」としか思っていません。
要は社員を道具のように思っているという事です。
会社が本当に社員を大切に思っているのであれば、社員のプライベートも充実させてあげようと、
- 会社も残業を減らす努力をする
- ビジネスモデルをもっと簡易化する
- 福利厚生を強化する
こういった動きを全社的にやってもおかしくないんですけどね。
実際そういう動きをしている会社は増えていますし、社会の流れも労働管理に厳しくなっています。
逆に、 労務改正をしない会社は今後も成長し続けるかと言われたら厳しいなと思ってしまいますね。
休日出勤が当たり前だと仕事の効率が下がる

休日出勤は仕事の効率を大きく下げます。
それは以下の理由からです。
- 集中力が下がって生産性も下がる
- プライベートまで圧迫される
- 仕事の量がそもそも適正ではない
順番に見ていきましょう。
集中力低下に伴って生産性も低下
普通に考えれば、本来は休日だったのにも関わらず仕事をやっているわけです。
丸一日余計に出勤していると考えれば、身体も持たないでしょう。
いくら日が変わっているからと言って、しっかり休むことが出来ないのは集中出来なくなってもおかしくありません。
そんな状態で仕事をこなしても、生産性が下がって質の悪い仕事をするだけです。
それでは、会社の成果としても、自分自身の成長としても本質的には意味が無いですよね。
やるだけ無駄な時間が生まれると言う事です。
プライベートまで圧迫される
プライベートを削ってまで仕事をするのは、気持ちも落ち着かないでしょう。
家庭持ちの方は特に、 休日に家族と過ごすことが出来ないなんて集中出来なくても仕方ありませんよ。
そんな状態で仕事をしても、効率が上がるわけがありません。
プライベートと仕事は本来切り離して考えるもの。
何の為に仕事をしているのか分からなくなってしまいます。
1人当たりの仕事量が適正ではない
仕事量が適正であれば、休日出勤することはそもそも無いわけです。
適正な量で仕事が終わらないのは本人の問題もありますが、キャパオーバーなのに全部終わらせようというのが無理です。
膨大な量の仕事があると分かっていて、仕事の効率を上げようというのは無理な話でしょう。
いくら仕事が出来ると言っても、物理的に無理であればそもそも無理です。
休日出勤が当たり前だとストレスが溜まって体調を崩す

休日出勤の恐いところは、ストレスが溜まりやすくなるというところなんです。
自分ではそう思わなくても、知らぬ間にストレスが溜まっているなんてことも…。
こんな興味深い記事を発見しました。
日頃の仕事における時間外労働の状況について聞いたところ、「仕事の持ち帰り」が「ある」(よく+時々)人は2割強(23.2%)、「深夜残業」は3割(29.6%)、「休日出勤」は約5割(48.3%)の人が「ある」と回答し、激務に追われている様子が窺えた。
また、最近の生活の状況についても聞いたところ、「ストレス過多」に「あてはまる」(非常に+やや)方の割合は7割強(71.5%)
引用:マイナビニュースより
ストレスを感じている人は社会人全体の7割以上もいるようです…。
ストレスはうつ病を引き起こす可能性が高いので、本当に気を付けないといけません。
気付いたらうつ病になっていたなんてことがあっては、頑張って仕事しているのにあまりにもつらすぎませんか?
そうならないように、今日から本当に休日出勤に対する考え方を改めましょう。
自分の身体が全ての資本ですから。
休日出勤が当たり前になって持ち帰り残業するのも止めましょう

仕事を持ち帰って作業するのはもっての外ですよ!
基本的に会社での仕事は会社の中で完結させるのが基本。
会社からの指令でかつ36協定を結んでいれば、その時間の中で作業するのは問題無いですが、
そもそも時間外で仕事を振るというのもおかしい話です。
急な要件であるにしても、社員の時間を奪っているという自覚を会社側も持たないといけないですよね。
営業職で外出先から直帰だったり、リモートワークをしている職種などは会社の目が完全には行き届かないので、
ある程度許容されている部分もあるでしょう。
しかし、 時間を削ってまで仕事をする意味が果たしてあるのかどうか。
この点についてはしっかり考える必要があります。
休日出勤して代休が貰えないのはかなりヤバいです

社員の時間を奪っているという自覚がない会社は、時間の概念が無いのと同じ。
そんな会社は時代の流れに付いていけてないのを証明しているのと変わらないですよね。
いつか大規模なリストラをしたり、倒産する可能性も大いにあります。
その時に自分が巻き込まれても文句は言えないので、今の内に辞めるべきです。
代休が貰えてもちょっと考えて
色々と訳ありで休日出勤したとしましょう。
その日の分の代休はしっかり貰えるならまだ納得できます。
しかし、休日に働かせるような対応をしている時点で、会社への信頼は落ちると感じませんか?
それも年に1,2回とかそういうレベルなら許容出来ますが、毎週当たり前のように仕事を持ち帰っていたりとか、
そういう環境なら本当に無理せずに辞めるべき。
そこであえて無理をすることによって、何か自分にとって得られるものがあるなら検討すべきです。
ですが、ただ惰性で行っているなら本当に時間の無駄なので転職をした方が良いです。
まとめ:休日出勤のない会社に転職すべき
完全に自論ではありますが、 休日出勤の無い会社は山ほどあるのでそっちに転職すべきです。
何故なら、生活がガラッと変わって、心身共にポジティブに生きれるようになるから。
プライベートの時間を使ってまで仕事をする必要はありません。
会社を変えようと思う気持ちも分かりますが、そういうのは経営陣の仕事です。
私たちのような普通の社員が変えようと思っても無理なので、諦めましょう。
私は新卒で入った大企業を3年ほど勤めた後に転職しています。
業界から職種までガラッと変えることに成功し、労働環境もかなり改善することができました。
もちろん、休日出勤は以前はデフォルトでありましたが一切無くなりましたよ!
新卒当時では縁が無かった会社にも書類通過することも出来たので、転職市場はかなり売り手だなと感じました。
今の環境を変えられるのは、会社では無くて自分自身ですよ。
皆さんのこれからの社会人生活が楽しくなるように願ってます。
仕事ってやっぱり責任もってやらないといけないからその性で仕事も終わらないこと多いし…。