
そして、生活スタイルも周りと違うので毎日がつまらないと感じる人は多いです。
しかし、そんな状態が続いても悲しいだけ。
人生をつまらなくするのが仕事じゃないですよね。
この記事では、製造業を3年経験したことをベースに、工場で働いていて悩んでいる人に向けて記事を書きます。
人生を損してしまう理由から考え方についてお伝えしていくので、これからの社会人生活に役立ててもらえればと思います。
目次
工場勤務は人生損してる理由

工場勤務は人生を損していると感じる理由は4つあります。
正直なところ、どれも工場で働いているからこそ感じたことなので、
転職して工場から抜け出せて良かったと凄く安心しています。
それでは見ていきましょう。
代わりの人間はいくらでもいるという事実
結論から言います、あなたの代わりはいくらでもいるんです。
原因としては、工場には正社員以外にもアルバイトやパートのように働く人がいっぱいいるからです。
マンパワーが無いと工場を稼働させ続けることは出来ません。
すなわちそれは、あなたが仮に持ち場を離れても代わりに働ける人間がいっぱいいるということ。
要するに、働く人全員が替えの効く工場のパーツみたいなものなんです…。
あなたが体調を崩して仕事が出来なくなっても、仮に退職することになっても、他の人がそこに入れば問題無いんです。
こんな悲しいことってありますか…。
その人しかできないやりがいのある素晴らしい仕事なんて工場にはありません。
工場の稼働を止めないように最初から考慮されているんですから…。

夜勤で友人と会えなくなる悲しさ
これはプライベートの話になりますが、夜勤の性で友人や知人と予定が合わせられなくなります。
みんなが寝静まっている夜中にも工場は稼働し続けていて、その中で黙々と仕事をこなすことのつらさは他に勝るものがありません。
仕事が終わって変える時には明け方になっていて、みんなはこれから働きだすんですよ。
生活リズムも完全に逆だし、完全に独立された世界です。
友達のみんなは金曜の夜に飲み会してたりしますよね。
工場で働いているとそれに参加することも難しいですよね…。
今までは普通に予定を合わせられたのに、仕事が違うってだけでこんなに遊べなくなるなんて、
仕事とプライベートどっちが大切なのか分からなくなってしまいますよ…。
会社の為にプライベートの時間を犠牲に出来る人じゃないと、この現実が永遠に続くのは耐えられないと思います。

せっかくの休日を棒に振るつらさ
休日があっても工場で働いている性でそれすらも棒に振ります。
休日が仕事のための休息時間になってしまうからです。
仕事が終わって帰れば自由ですが、いかんせん肉体労働なので体力的にもきついですよね…。
工場での勤務だとシフト制というのもあり、連休も中々作れないと思います。
1日ぽっきりの休みなんてあっても身体は休まらないですし、
疲れを残したまま仕事を続ける生活は、体力的にタフじゃないと続かないです。
年を重ねればそれもだんだん衰えていくと思いますが…。
時間も不規則なので、外で楽しめる趣味もあんまり作れないですし、
かと言って家の中でするものも限られているので、1人で孤独に生活するしかありません。
これでは休日が何のためにあるのか分からないですよね…。
普通の会社と比べて工場だと休日の概念すらも無くなっていってしまいます…。

【人気記事】正社員のシフト制と土日休みを比較!どっちも良い部分ありますよ【一長一短】
工場に閉じ込められる事によるむなしさ
工場の空気ってかなり独特で、閉じ込められている感じがしてむなしさを覚えます。
太陽の光を浴びることも出来ないので、気持ちもどんどん内向的になっていく。
せめて窓があれば良いですけど、工場ってそんなに簡単に開けられないですしね。
閉鎖的な空間にいると人っていつの間にか悪い方向へ変化していく気がして、
このままここで仕事をしていても大丈夫なのかといつも不安になっていました。
周りに人がいるとは言っても、上司や先輩社員のような気軽に話しかけづらい人も多いので、あんまり解決策にもならず…。
外に出ようにも休み時間も限られてますし、制服も着ているから簡単に出れないし、
色々と不自由な生活を強いられてしまうのが、工場で働く弊害です。

工場勤務は地獄だと感じた3年間

工場での勤務は「地獄」だと、働き始めた時からそう思い始めるように…。
少し自分語りになりますが、就職活動では特に軸が無かったので、色んな会社を受けて内定を3社くらい頂きました。
その中で一番会社の規模が大きいという理由で、東証一部上場の製造メーカーに入社したのがきっかけです。
工場で働くのは知っていましたが、営業職だったのでそんな問題ないだろうと高をくくっていたのが地獄の3年間の始まりでした…。
大手企業に入れば人生は安泰だろうと思っていた
メーカーでも東証一部上場しているような大きな会社なら、仕事もやりがいがあって楽しいだろうと就職活動の時は軽く考えていました。
しかし、実際に入社してからは地獄の生活がスタートし、これを定年まで続けるのは無理だと社会人1年目にして悟りました。
「このまま働き続けても人生損するだけだ…。」
こう思ったのが、3年目で転職する一番の理由に。
詳細は大企業で人生安泰はもう終わり。リストラや倒産に負けない生き方とは?に載せているので、良ければご覧ください。
働く意味が分からなくなる
工場で働き始めてから、
「自分はどうして働くのか」
と強く考えるように。
大学時代はそんなことちっとも考えていなかったんですが、実際に働いてみないと分からないですね、こういうことは。
それと同時に自分の身体を心配するようになりました。
というのも、身体の故障で休職や退職していった同期が沢山いたからです。
工場勤務の過酷な労働環境に耐えられず、フェードアウトしていく人間は毎年多くいますが、
それが自分の同期となると現実味が湧きますよね。
「いつかは自分はこうなってしまうかもしれない…」
こういう気持ちが芽生えてきたんです。
身体を犠牲にして仕事をするのは間違っていると、本能的に感じた瞬間でした。
工場勤務を続けようか考えている人へ

工場で働き続けようか迷っている人はまず、自分の人生を大切にしてほしいなと思います。
- このまま働くことは自分にとって幸せなのか
- ここで働く以外にも道はあるのか
- そもそも本当は何がしたかったのか
ここまで見てくれている人の中には、就職活動で行きたい会社にいけなかった人もいるはずですから、
これを機に再チャレンジするのも良いと思います。
不満がある状態で働いても何も良いことはありませんから…。
私もそうでしたが、実際に社会人になって初めて分かることも沢山ありますし、
人生を損だと感じることは、希望の会社に行けなかった時点で必然だったのかもしれませんね…。
仕事への不満を感じることはもちろん悪いことではありません。
誰もが抱える悩みだからこそ、真摯に受け止めて改善していく必要があると思います。
結局3年間頑張って勤めた後に転職しましたが、しっかり悩んだおかげで今は毎日楽しい人生を送ることが出来ていますよ。
工場で働いた経験も、現実を受け止めるという意味では悪くなかったのかもしれないと今なら胸を張って言えます。
【人気記事】3年働く本当の意味とは?嫌な仕事を25歳で転職して見えた真実【体験談】
まとめ:仕事が生活の大半を占めるからこそ自分が納得できる環境を選ぼう
社会人として働く以上は仕事は生活の一部になります。
週5日1日8時間は働いていく生活が定年まで続くわけですから、人生が損だと思いながら働き続けるのは本当に苦しいです。
だからこそ、自分はここで頑張れると思えるような場所で働いていけるのが一番良いことだと伝えたい。
工場勤務は普通の仕事とは違って、環境に適応できるかどうかはその人次第です。
働き続けられるかどうかも同じことです。
自分にとって人生が幸せになる方法を少しづつ考えて行動していける人が本当に掴めるんだとお伝えできれば幸いです。