
職場によってはいつまで経っても成長することが出来ない職場も中にはあります。
一体どんな職場で働いていると成長できないのでしょうか?
この記事では「成長できない職場のパターンとその解決策」について詳しくお伝えしていきます。
- 成長できない職場の共通点・解決策
- 成長できない会社に居続けるリスク
- 転職も視野に入れることの重要性
私は市場価値も上がらずに成長も出来ないと言われているルート営業を新卒から3年も続けてしまいました。
その経験から、このブログを通して同じような悩みを持つ方の参考になれればと思っています。
理想のキャリアを築き上げるために、自分が成長できるような仕事をしていきましょう!
目次
成長できない職場の共通点3つ

成長できない職場のパターンは大きく分けて3つあります。
- 長期で働く前提の採用をしている
- 雑務しかやらせてもらえない
- 教育制度が整っていない
なぜなら、社会人としてのスキルは職場を通して学ぶしかないから。
1つずつ詳細を見ていきましょう。
①長期で働く前提の採用をしている
社員を5年や10年のようなスパンで成長させようとしている職場は中々成長できません。
長期雇用前提の採用をしている会社は、社員のキャリアアップも長期間で考えています。
どうして成長できないのかと言うと、
- その会社でしか使えないような仕事しかやらせない
- 定年までその会社で働くことを前提で考えている
- 市場価値がすぐに上がらないような教育をしている
終身雇用の名残で定年まで働いてくれるだろうと考えている会社が多いですが、それ故にスピード感がまるで無いです。
日本一の大企業、トヨタ自動車の豊田章男社長が、
「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」
引用:日経ビジネスより
という発言をしていることからも、終身雇用制度の崩壊も危惧されています。
1つの会社で成長するのでは無くて、転職を通して複数の会社で成長することが当たり前になる時代がもう既にやってきているんですね。
となると、短いスパンで成長できる職場で市場価値を高めて、転職が出来るような人材になることが大切だということです。

②雑務しかやらせてもらえない
誰でも簡単にできるような仕事は成長することが出来ませんよね。
雑務ばかりやらされる職場は長い目で見ても市場価値を上げることは出来ません。
社会的に求められているのは「その人にしか出来ないような仕事が出来る」人材です。
誰がやっても結果がほとんど変わらないような仕事を任せられても、今の会社では良いかもしれませんが、
別に他の会社では求められていませんし、成長できないことには変わりません。
いざ転職しようかと考えた時に自分の選択肢を狭めてしまうことになるので、雑務しか経験していない人は注意が必要です。

③教育制度が整っていない
教育制度が整っていない職場は成長するまでに長い時間が掛かります。
研修制度がしっかりしていたり、OJTのように先輩がマンツーマンで付いてくれるような制度があるなら問題無いです。
しかし、職場で放置されてしまうような感じだと、その会社で1人前に仕事が出来るようになるまで数年は掛かってしまうのが現実。
それに会社の方針として、1から社員を育てる気が無いようにも取れます。
教育制度に力を入れていない会社は、社員の育成を放棄していることに変わりありません。
自分で考えて行動することは非常に大切ですが、成長できるような機会が貰えないのは職場の責任なので、
社会人として成長することを考えるなら、会社の教育体制にも目を向ける必要があります。

成長できない職場から抜け出す解決策3つ

今の職場で成長できないと悩んでいる場合、解決するに当たって3つ方法があります。
- 部署移動願を出す
- 副業で自発的にスキルを学ぶ
- 転職して成長出来る環境へ動く
自分の成長を1番に考えるのであれば、早めに行動していかないとチャンスがどんどん減っていくので注意しましょう。
基本的に考えたいことは1つで、今の環境を変えること。
職場から抜けないといつまで経っても成長できないので、そこを踏まえて見ていきましょう。
①部署異動願いを出す
今の職場から抜け出すために部署移動願を出します。
会社の方針であったり、職場の状況によっては厳しい場合もありますが、
若手社員の意見に耳を傾けてくれる会社であれば話を聞いてくれるはずです。
自分がそれだけ本気で考えているという事が伝わりますから。
自分の希望する部署ならそれなりに成長する機会も得られるでしょうから、今の状況を続けるよりも100倍マシです。
しかし、一方的に拒否されたりするような場合は、控えめに考えても職場に居続ける価値は低くなるのかなと。
社員の事を第一に考えていない会社であるということが分かりますからね。
待っていても何も変わらないので、自ら行動することが重要になってきます。

②副業で自発的にスキルを学ぶ
副業を通して自らスキルなどを学んでいくというのも1つの手です。
副業では職場では学べないようなスキルや経験を得ることが出来るので、市場価値もそれに伴って上がりますよ。
ちなみに私は副業でブログ運営を始めてwebマーケティングのスキルを自発的に学んでいきました。
しかし、
- 副業禁止の会社では難しい
- 副業で学びたいことが無い
- 正直面倒くさい
そういう場合はこの次に紹介する転職について考えた方が良いです。
自分の気持ち次第で誰にでもチャンスがあるのが転職なので。

③転職して成長出来る環境へ動く
転職して職場ごと変えてしまえば「今の環境から抜け出せる+就活と違ってミスマッチも少ない」ので、
自分にピッタリの職場に入ることが可能です。
そもそも自分1人で会社の労働環境を変えることは出来ないので、職場に期待するというのは時間を無駄にします。
なので、成長できる環境に身を置くには、
- 今の会社で職場を変える
- 他の会社に移る
とは言っても転職するのは勇気が要りますし不安もあると思うので、出来れば今の会社で話が済むのが一番良いんですが、
万が一、それが難しい場合は転職しか方法は残りません。
しかし、転職すること自体のメリットはかなり多く、
- 自分のイメージに近い職場に入れる
- 労働環境から年収まで改善することも可能
- 第二新卒なら未経験転職もし易い
成長したいと考えるぐらい、仕事に対して真剣に考えているなら転職についても多少は検討しているかもしれませんが、
この機会に今の会社に残り続けても本当に大丈夫かどうか、考えてみて欲しいです。
私は転職エージェントを使って未経験転職をしましたが、
【20代向け】私が利用したおすすめ転職エージェント5社+αを紹介!【初めての転職活動】
に経験談などまとめてあるので、興味のある方は合わせて読んでみて下さい。

成長できない職場に入ってしまった以上、自分から行動しないと何も変わらない

成長できない職場に入ってしまった人には悲報かもしれませんが、自分から行動していかない限りは現状を変えることは出来ません。
というのも、会社や職場を自分の力で変えることは出来ないからです。
社長だったり経営陣の人間なら可能性はあるかもしれませんが、
ましてや新卒の平社員に会社の経営を左右するようなことを決めさせるわけが無いので。
また、会社も慈善事業でビジネスをしているわけではありません。
一社員のために大きな変化を起こすというのは非常にリスクが高いですし、
人件費など切り詰めたい部分に投資するというのは避けますよね。
厳しい話にはなりますが、会社に期待するのは止めましょう。
自分1人で出来ることをやるしかないというのが現実です…。
その会社にいながら出来ることを探すのも良し、今の環境から抜け出して成長出来る環境に移るのも良し。
選択肢は沢山あるので、自分に合った方法で成長していくことが社会人には求められてきます。

成長できないぬるま湯体質な職場に居続けるリスクの方が高い

しかし、成長出来るかどうかと言う観点で考えてみると、その会社に居続ける方がリスクが高いと言えます。
なぜなら、会社が倒産してしまったり、リストラに合う可能性が昔に比べてかなり高くなっているんですよ…。
東京商工リサーチの調査によると、2018年度時点で会社の平均寿命は23.9年となっています。
ということは、定年までサラリーマンとして働くとしても、平均2回くらいは会社で働けなくなる状況が起きるということ。
ファミリーマートやKIRINのような誰でも知っているような有名大企業でも早期リストラが起こっていますし、
いきなり倒産する可能性も全然ありますからね…。
成長を感じられないようなぬるま湯体質な職場で働いていても、万が一倒産やリストラに合ってしまった場合、
スキルや経験が不十分だからと言う理由で転職出来ない可能性も大いにあります。
長期雇用前提の会社であれば多少は我慢して働いても良いかもしれませんが、それでも会社に居続けるリスクはなくなりません…。
定年まで同じ会社で働ける人はごく僅かで、少なくとも1度は他の会社に転職するという経験をするでしょう。
会社の将来性と自分のキャリアプランを合わせて考えることが、サラリーマンとして生きていく上では本当に大切になってきています。
私の前の会社は誰でも名前を知っている大手製造メーカーでしたが、
大企業で歯車として3年間働いた私が失ったものは?【時間と思考】
にて、脳死して3年間働いたことで失ったものをまとめたので、こちらも是非ご覧ください。
大企業に勤めている人には参考になるかと思います。

成長したいという意識を持ってる時点で行動力は非常に高いという話【普通は考えない】

ここまで読んで頂いてるということは、社会人として成長したいという気持ちが相当強いんだと思います。
正直な話、そこまで成長意欲の強い人は転職した方が絶対上手くいきます、間違いない。
なぜなら、普通は転職したいと思っていても実際に行動に移す人はほとんどいないですからね。
例え話ですが、会社の同僚・同期に社会人として成長したいと考えて仕事している人って周りにいますか?
恐らくほとんどいないと思うんですよ、私の周りにもいませんでした。
平成28年度社会生活基本調査によると、社会人の平均勉強時間は1日当たり6分だそうです。
全くと言っていいほど勉強して無いですよね、会社に入るまでは一生懸命勉強していた人ですら、
社会人になった途端に勉強しなくなるんです…。
ちょっと話がそれましたが、今のままじゃいけないと心では分かっていても働いている人の心は「面倒くさい」が勝ってしまうんです。
基本的に面倒なことはしたくないですからね、
私も転職しようか迷っていた時は行動すること自体が怠かったので気持ちが凄く分かりますが…。
少し考え方を変えれば「少し行動するだけでも他の人との差がかなり生まれる」ということ。
成長したいと考える時点でごく少数なので行動力はかなり高いはずです。
不満を抱えている状態を解消するための選択肢として、会社に残る選択肢も持ちつつ「転職」という選択肢も持っておくと良いですよ。

まとめ:自分の気持ち次第で成長することは出来る!

成長したいと考える人は全体的に見てもあまり多くはありません。
ほとんどの人が今の環境に満足していて、何も行動しようとは思わないのが現実なので。
ですが、周りに流されず成長意欲を持ち続けている人こそ、もっと行動すべきだと思います。
会社に期待しても何も変化は無いので、自分から行動してチャンスを掴みに行きましょう…!
私も前の会社では入社してから3年間、成長したという実感がなかったですが、いざ転職してみたら世界がまるで変わりました。
働く環境によってここまで違うのかと感じましたし、前の職場が自分に合っていなかったのも良く分かりました。
行動したいと思った日が人生で一番若い日ですから、どんどんチャレンジしていきましょう!
少しづつ自分がイメージしているような変化が感じられればそれが一番幸せですから。
なんで成長できないんだろう、本当にこのまま働き続けても良いんだろうか…?