
新卒でとりあえず入社した会社がブラックだったってことはありますよね。
私も最初に入った会社はお世辞でもホワイトとは言えない環境でした。
ですが、考え方を変えた結果、3年近く在籍したあとにブラック企業からの転職に成功。
そういった経験にもとづいて、ブラック企業で対抗すべき思考法をお伝えします!
目次
ブラック企業に勤めるメリット3選
ブラック企業で得られるメリットはこの3つだけです。
正直な話、私の場合はこれ以外に全く考えられなかったです。
- 忍耐力が身に付く
- 会社特有のスキルが得られる
- ビジネスマナーが得られる
忍耐力が身に付く
ブラック企業では間違いなく忍耐力を得ることが出来ます。
「定時で上がれないよ!毎日2時間以上は残業してるし!」
「休日も結局会社に来て仕事してるんだけど…。」
当てはまってる人多いんじゃないでしょうか?
ポジティブに捉えれば、これらは普通の会社で経験することは出来ません。
法律も改正があって、労働環境も年々改善されている傾向にあります。
2020年4月から全ての会社で月間残業時間は45時間以内と厳しく規制がかかりましたから。
法律を無視している会社でしか、こういった過酷な環境は体験できなくなっているんですよね。
普通の会社だったら残業はしないで早く帰りなさいと、社員に接しています。
会社独自のスキルや経験が得られる
その会社でしか得られないスキルや経験を身に付けることが出来ます。
例えば工場勤務だったら、
「その会社でしか作っていない製品に携わる」
「会社独自の生産ラインに携わっている」
みたいな感じです。
あとはエクセルとかもそうですね、その会社の業務でしか使わない関数なんかもありますし。
それと一緒に他の会社でも使えるスキルも身に付いたりするので、一石二鳥とも言えますね。
ビジネスマナーが得られる
ビジネスマナーはブラック企業でも身に付けられるメリットです。
例えば営業職は、お客さんのところに訪問して名刺交換したり、関係性を築くように努力したりしますよね。
内勤の場合は、電話対応もちゃんとやりますし、会社の同僚と仲良くしようと努力しますもんね。
それら全部含めてビジネスマナーと呼んでいますが、ブラック企業でもちゃんと学ぶことが出来ます。
ビジネスマナーは社会人として働く上でもちろん大切なことです。
これらを1から教えて貰えるのは、新卒で入った会社だけだと、転職してから改めて思ったぐらいですから。
ブラック企業に長居する意味は無い
ブラック企業で得られるメリットを書いたものの、それを理由にブラック企業に長居するメリットも1つもありません。
新卒で入社したら20代の人が多いはずですが、年齢が若ければ若いほど、自由に動けるというのも事実としてあります。
これを読んでいる人でもしかしたら、
「もう転職するつもりなんだけどな…。」
と思っている人も多いはず。
なので基本的には、
『20代の内に長く勤められるホワイト企業に転職しよう』
という方針で私は記事を書いています。
20代じゃないと入れない会社もいっぱいありますから。
その会社で得られることはもう無いと思った時点で転職活動は始めるべきです。
ブラック企業に長居しても、結局はその会社でしか働けなくなってしまうので、一生そのままの環境になる可能性がありますから。
ブラック企業は踏み台にして、自分が満足する環境に行った方が長い目で見て人生得です、間違いない。
メリットよりデメリットの方が多い
基本的にブラック企業では、得られるメリットよりも全体のデメリットの方が大きいです。
デメリットは、ブラック企業で働くデメリット10選!これにあなたは耐えられる?【非常に消耗】に書いていますが、あまりにも多いのでここでは割愛します。
逆を言えば、ホワイト企業では満足した生活を得られる可能性が高いですし、メリットも大きいなと、転職して私は感じています。
若い内ならいくらでも方向転換できますから。
やりたいことがしっかり決まっているなら、それが出来る会社に行くべきですよ。
転職活動で使えることが無かった
ブラック企業で得たメリットを転職活動で使えたかと言うと使えませんでした。
というのも、会社に入ってからはそれなりに意味があるんですが、転職活動においては一切使えないというのが現実です。
「ブラック企業で忍耐力を磨いてきました!」
「人間関係は問題ありません!」
なんて面接で言えないですよね…。
転職先の会社が求めているのは、
- ポテンシャル要素
- 会社で活かせるスキル
- 市場価値の高さ
ブラック企業に長居したからと言って、それが転職に繋がることは無いと断言できます。
【関連記事】ブラック企業に3年いたらどうなる?体験して感じたこと。【時間は有限】
20代の転職なら好きな業界・職種に行ける
20代で勤める会社を変えるのであれば、好きな業界や職種に行ける可能性が高まります。
理由としては、
- 新しい仕事でも吸収力でカバーできる
- 前の会社にそこまで染まっていない
- 新しい人間関係にも対応しやすい
今は人手不足で多くの会社が若い人材を欲しがっているので、転職しやすい方です。
これが氷河期のように、人を欲していない状況だと厳しいですが。
新卒で入った会社が100%自分に合っている会社だと思えますか?
ブラック企業だとしたら、尚更そうは思えないんじゃないでしょうか。
Bizコンパスによると、約6割の新入社員がミスマッチだと思っているのが現状です。
そう不満を抱えている人は少なからず、その会社では長く続かないでしょう。
かく言う私もミスマッチで入社してしまったと思いながら、3年も働いてしまったことに後悔しているくらいですから…。
不満を感じずに働きたいと思うのであれば、20代の早い内ならやり直すことは十分に可能です。
【関連記事】会社を辞めるタイミングはいつ?具体的な判断基準について【いつでもOK】
社会人になってから分かることも沢山ある
皆さんも実感していると思いますが、社会人になって初めて分かることも沢山ありますよね。
学生の時に、
「この仕事なら長く働けそうだな」
「私の性格ならこの仕事向いてるかも」
みたいに思ったことありませんか?
私は就職活動の時にはそう思う事が多々ありました。
ですが、実際は会社に入って働いてみないと分からないのが現実で、思っていたのと違うことも多いはずです。
社会人として働く中で、
「今の仕事は自分には向いてないな」
「自分は他の仕事をした方が上手くいくだろうな」
と考えが変わることは普通のことですよ。
逆に言えば、そう思わない人は就職活動は成功ですよね。
自分にピッタリの会社に入れたんですから。
そういう人は転職しなくても上手くやっていけるはずです。
30代になると動けなくなる
20代なら転職出来ると強く言っていますが、30代になると転職活動が厳しくなるのは現実としてあります。
良くある話が、
「もうすぐ30歳になるからそろそろ他の仕事やりたいな」
と思って転職活動をしてみたら、今の仕事の延長線上でしか求人を紹介して貰えなかったみたいなパターン。
こうなってしまうと、時すでに遅し状態です。
全く違う業界や職種にはもう正社員としては働けないでしょう。
仮に紹介して貰えたとしても、ブラック企業しか求人がありませんみたいなパターンは良く耳にします。
あとは結婚したりして家庭を持つと、男女とも簡単には仕事を変えられないでしょう。
自由に動けるのは大目に見ても、25~27歳ぐらいまでです。
【関連記事】25歳で転職は遅いのか?という問いは間違っている4つ理由【実体験含む】
転職活動をいつでも出来るようにしておくこと
一番ベストなのは、
『転職活動をいつでもできる状態にしておくこと』
です。
今すぐ無理に転職活動をしなくても、いざしよう!となった時にスタートダッシュが切れるようにしておくことが凄く大切。
今の会社がブラック企業だから辞めたいという人は、いつかは転職活動することになるでしょう。
そうなった時にいきなり準備し始めるのは効率が悪いですし、慌てて転職活動してもホワイト企業には入れないと思います。
今は売り手市場だから求人数も非常に多いので、普段から求人を見る癖を付けておくだけでも大分変わってきます。
私も在籍中から転職サイトに登録はしていました。
週1くらいで求人を見ながら、本当に良い会社だなと思った時はネットで調べたりしていましたよ。
ブラック企業ではいつ動けなくなるか分からない
一番怖いのは、ブラック企業で働いていると自分がいつ動けなくなるか分からないということ。
過労で倒れて入院してしまったみたいなことになると、休職しなければならないケースもあります。
しかも、そんな状態になっている人をぶっちゃけた話、転職先の会社は欲しがりません。
経歴に穴が空いてしまうと、転職活動では非情に目立ちます。
そこは面接で必ず聞かれるので、その対策もしないといけないですから、非常に心が折れます。
想像すると、そうなったらちょっと面倒ですよね。
なので、早め早めの対策はしておくべきです。
転職サイトは今すぐ登録出来る
転職サイト自体は登録も今すぐできますし、5分も掛かりません。
ただし、メールが頻繁に来るので、要らないメールアドレスで登録だけしておけばオッケー。
暇な時に求人を見る癖を付けておくと、求人選びの力も上がりますし、いざ転職活動しようってなっても安心して動けますよ。
転職サイトはいっぱいありますが、オススメはリクナビNEXT。
リクルート系列で求人数も一番多いので、転職活動する人はみんな登録してます。
私ももちろんここで求人情報を見てました。
>>>リクナビNEXT公式サイトはこちら<<<
転職する決意が既にあるならエージェントにも相談すべき
「今の会社に耐えられないから今すぐにでも転職したいんだ!」
という人もいると思います。
そういった場合は転職エージェントも合わせて使いましょう。
使ったことない人は不安だと思うので、デメリットをお伝えすると、エージェントに当たり外れがあるということ。
担当に就いたエージェントが無理やり転職させようとしてくる場合があるので、注意が必要です。
しかし、メリットの方が大きく、
- 登録から利用まで一切無料、0円
- 転職サイトにはない非公開求人がある
- 担当エージェントもチェンジ出来る
- 書類や面接のフォローが受けられる
もちろん無理に使う必要はありませんが、ホワイト企業に転職出来る可能性が高まるので検討しておくと良いですよ。
ちなみに私はエージェントを3社利用しました。
下記にそれぞれメリットデメリットから口コミまで体験談付きで載せてるので、参考にしてみて下さい。
個人的に1番オススメはリクルートエージェントです、やはりリクルート系列は使って安心しますね。
まとめ:ブラック企業は踏み台にして転職しよう
ブラック企業で働くメリットもありますが、そのメリットよりも会社に居続けることの方がデメリットです。
そのまま年齢が上がり続けて転職出来なくなるのが一番恐ろしいので、会社を踏み台にして転職活動するのが一番良いかなと。
今の業界や職種が自分に合っていないと思うなら、転職した方が確実に幸せになれますし、
20代の若い内ならいくらでもやり直せますよ。
まず一歩踏み出すのであれば、転職サイトに登録だけでもしておくことをオススメします。
計算的にはなってしまいますが、将来を考えながら働くのも凄く大切です。ぜひ意識してみて下さい!