
だからこそ、就職活動でも多くの学生が大企業を狙っていますし、
転職する人も今より良い環境を狙って大企業を狙う人も多いです。
しかし、色んな人が働くということは人の動きが激しいというのもあり、向き不向きがあるのも事実。
今現在、大企業に入っていても合わなくて辞めたいなと感じている人もいることでしょう。
この記事では、大企業に3年勤めてから中小に転職した私が、大企業に合わない人の考えや行動パターンについてまとめてみました。
転職した人は私以外にも沢山いましたし、その分新しく入ってくる人も多かったです。
せっかく入ってもすぐに辞めてしまってはあまり意味が無いと思うので、会社を決める際に参考にして貰えれば幸いです。
大企業が合わない人の考え方

大企業が合わない人は、考え方もある程度一致している部分が多いと感じています。
私含めて、大企業を辞めていった人の思考としてたくさん共通部分があったので、
自分の考え方と照らし合わせてみて下さい。
やりがいのある仕事がしたい
仕事にやりがいを求める人は大企業に向かないです。
何故なら、大企業での仕事は中小やベンチャーと比べてかなり細分化されているので、
簡単に言えば誰でも出来る仕事を任されることが多いから。
出世していけば話は別ですが、平社員ではそんなやりがいのある仕事は回ってこないのが普通でしょう。
私は3年間ずっと同じ仕事をしていたので、やりがいはほとんど無かったですね…。
同じ仕事を何年単位でやる可能性があるので、それに耐えられるかはかなり重要になってきます。
1人で黙々と仕事がしたい
1人が好きで黙々と仕事に集中したい人も大企業に向いていないです。
社員が多すぎて、仕事に集中している時に話しかけられたりとか、余計な議論に巻き込まれたりとか多いんですよね。
凄いどうでも良いことでもグループ単位で話が展開することが多くて、
反応したくなくても反応しないといけないみたいなことが結構ありました…。
仕事をガンガンこなしたい人には向かないかもしれません。
自分の裁量で仕事をしたい
自分だけでこなせる仕事が少ないので、周りの人と協力しないといけない部分が多いのも大企業の特徴。
自分が考えたタイムスケジュールのようにはいかないことがほとんどなので、予想通りに仕事が進められないんですよね。
ある意味柔軟な対応が求められるというか、消耗することが多いです。
自分の裁量で仕事を完全に進めたいという人は大企業には向かないかなと。
会社の同期や同僚とそこまで絡みたくない
会社の同僚や同期が多いので確実に交流の機会が多いです。
社内の人間関係は最小限で良いと考えている人は、大企業は無駄な交流が多いので向かないですね。
特に同期は本当に大切だという考えは根強いので、仕事以外に時間を割きたくないという人はきついかもしれません。
自分にとって意味があると思えるなら良いですが、
自分の為にもっと有意義に時間を使いたいみたいに考えている人は辞めておいた方が無難かなと。
年功序列に違和感を感じている
年功序列を採用しているので、先輩社員や上司が絶対みたいな雰囲気が嫌な人は大企業に向かないでしょう。
どんなに人間的に尊敬できない人でも、社歴が自分より長ければそれだけで評価される世界なので。
極端な話、とりあえずクビにならない程度に仕事していれば、自然と給料も上がって役職にも就けるという制度ですからね。
こういう世界が嫌いなのであれば、大企業には向かないです。
古きより新しきを好む
大企業は良くも悪くも、古い風習を神格化して好む傾向にあります。
最先端の技術や新しい考え方を取り入れるまでに何十年と時間が掛かるので、
日常的に新しい経験をしたいと思っているのであれば大企業は向きません。
古いものなら何でも美徳とする会社が多いので、
会社の考えと自分の考えを切り離して考えられる人なら大丈夫ですが、
そうでないと働き続けるのはきついでしょう。
実力主義で常に公平を好む
大企業では仕事が出来る出来ないはあんまり関係無いので、
完全実力主義だと考えている人には向かないでしょう。
どんなに仕事が出来なくても位が同じなら誰でも同じ評価になりますし、
自分の成果を正当に評価して貰えないので無駄になることも多いです。
個性を尊重する・量産型を嫌う
大企業ではみんなが同じように成長することが好まれるので、個性とかは発揮する必要が無いんですね。
すなわち、量産型が嫌いな人は大企業では働き続けれないでしょう。
軍隊のようにみんなが同じ方向に向かって努力していくので、そういう過程に慣れないといけません。
これは適性が無いと結構きついものがありますね…。
大企業が合わない人の行動パターン

大企業に向いてない人の行動パターンも結構あります。
自分含め、大企業に入ったけど他の中小ベンチャーに転職してしまった人の共通パターンを見つけたのでお伝えしていきますね。
「自分はこの行動パターンになりそうだな…。」
と感じる人はもしかしたら大企業は向かないのかもしれません…。
仕事は自分がやりやすいようにカスタマイズしている
教えられた通りに仕事をするのが好きでは無く、
自分自身がやりやすいようにカスタマイズしてしまう人は大企業ではあまり求められない傾向に…。
要するにマニュアル人間が大企業では好まれるので、人から言われた通りに仕事をするのが嫌いな人は向かないなと感じますね。
私自身もそうでしたが、最初は教わった通りに仕事をするんですが、
結局慣れてくると自分のやりやすいようにカスタマイズしちゃうんですね。
そういう行動自体が反抗しているように思われて職場の人間から好かれないんですよ。
これに理不尽だと感じる人は大企業は向かないですね、理不尽だと感じたので私は転職しましたが。
無駄な交流は最低限度にしている
先輩や上司からの誘いが面倒くさいと感じていますか?
そういう人は大企業に向いていないですし、出世も出来ないでしょう。
週1くらいで飲みに行ったり、ゴルフに付き合わされたりするのが当たり前なので、
そういう付き合いを拒んでいることが多い人は大企業では活躍できずに埋もれてしまいますね。
面倒くさいと感じていても責任感が強く、行かないといけないという気持ちになれる人は、
大企業で働いてもストレスなく働けますよ。
先輩や上司にも自分の意見をはっきり言う
先輩社員や上司にも自分の意見をはっきり言うタイプですか?
そういう人は大企業の人間関係には苦労すると思いますよ。
逆に自分の意見よりも相手の意見を立てることを優先するタイプは向いてます。
みんな平等だと考える人は会社の立場とか考えずに物事を言えるのがメリットですが、
それは大企業ではかえってデメリットになります。
何故なら、マイナス評価に繋がるからですね。
結局のところ、
忖度して上司を立てることが出来ない人は働きづらいと感じますし、
評価もされないのでいつかは辞めていくんだろうなと。
良くも悪くも周りをライバル視する
自分と周りの人間を比較してライバル視してしまいますか?
同期同僚関係無く、仕事での順位付けをしてしまう人も大企業は合わないかなと。
大企業ではある意味、社内の競争が排除された状況になっています。
なので、仕事を頑張った方が偉いとかライバル関係とかも無いようなもんです。
「みんなで一丸となって頑張ろう」
みたいな風潮が強いので、闘争心が強い人はベンチャーとかそっちに行った方が良いと思いますよ。
悪く言えば、大企業は慣れ合いの世界なのかなと。
こう思ってしまう人は確実に合わないですね。
自分にとって大企業が働きやすいかは別問題

とは言え、会社で働き続けられるかどうかはまた別問題です。
何故なら、同じ大企業であっても会社の雰囲気や仕事内容も全て違うから。
実際に入社してみないと分からないことも多いですし、
初めて体験したら意外と自分に合ってたみたいなこともありますからね。
大企業からまた大企業に転職している人も多いですし、私のように中小企業に転職している人もいます。
結局は会社の規模よりも、
- 仕事内容
- 労働環境
- 人間関係
もちろん、大企業に入れば社会的立場もなんだか上になった気もしますが、
定年まで働かない限りはそこまで重要な要素にはならないので、別にそこまで気にすることではないかなと。
辞めないことが前提になるので、それも生きる上で邪魔になってしまうと思うんですよね。
個人的な意見にはなりますが、私と同じような思考を持っているのであれば、
会社の規模ではなくて自分の働く環境を重視して仕事選びをした方が人生は楽しくなるはずです。
転職した私が言うのはポジショントークに聞こえるかもしれませんが、
私は就職活動の時は完全に大手病だったので、大企業に入ることが正義だと信じていました。
それが結局3年で中小企業に転職しているので、間違いだったということに気づきました。
人生を決めるのは会社の規模だけでは決してないので、
これから会社に入る人にはぜひ覚えておいて欲しいなと思っています。
まとめ:大企業に合う合わないよりも最終的には自分の直感を信じるべき
大企業に合う合わないという考えは確かにあっても良いんですが、
入社してから最後まで働き続けられるかはまた別問題です。
もちろん、大企業はメリットも沢山あるので、そういう部分に惹かれる人が多いのも分かります。
しかし、入社してみないと分からない部分も結構あるので、
最終的には自分が入っても良いと感じられる会社に入るのが一番かなと、転職した身として思います。
- これから大企業を狙っている
- 大企業が合わないから辞めたい
ぜひこれから会社を選ぶ際の基準にしてみて欲しいです。